2012年
7月
31日
火
P4U発売記念とあわせて、ここ最近煮詰めてきた手法でアイギスを描いてみました。
まず線画を600dpiで取り込む。←普通に皆さん使ってる手法ですが線を痩せさせる以外のメリットをあまり感じてなかったのであえて使う程でもないかなと。特に線画を綺麗に見せたい時はペン入れしたほうが一手間かかりますが次の下地処理も楽ですし、逆にアナログっぽくなじませたい時は後加工で線画を荒れさせたりできますから、却って効率が良いと思っておりました。
が、600dpiですとコントラスト調整だけで線画周りのグレー部分がほとんど2値化されて消えるので、もともと優秀なイラストスタジオのゴミ取り・流しこみツール群と併せればほとんど無加工でも使用に十分足ることに今更ながら気づきまして。
ただ、やはりこれはブラシによる手塗り限定でアニメ塗りの線画にはもっと精度が欲しいので結局ペン入れも併用になると思います。
ちなみに最近お気に入りのシャーペン芯はぺんてるのAin STEINシリーズ、特に0.3のHBならかなりの精度が出せて取り込み後の中間色も少なくできます。
2012年
7月
24日
火
せっかく新しいブログも設置したのでちょっとまじめにイラストの話など。
ここ最近、新しい画風を開拓するためにこれまでと違う描き方などを模索していたりするわけですが、もともと自分が求めている方向性で言うと
・ディテールがカチッとしている
・空気感がある
という二律背反した要素をいかにして融合するか、という部分で自分の中で一番可能性を感じるのがジョシュ・ミドルトンやUDONスタッフなど、ジャパニメーションに影響を受けた海外の若いアーティストに多く見られる一見アニメ塗り風のデジタルペインティングなわけですが
これを人に伝えるときに、とりあえず一番近い言葉を選ぶとなるとやはり"アニメ塗り"というしか無いとはいうものの、それだと大半の人が「け◯おん!」や「俺の妹がなんちゃらで」みたいな絵柄自体がライトな物を想像されるらしく
特に仕事絵などではカードゲーム用イラストに多い"描き込み系厚塗り風イラスト"に比べて手間がかかっていないように思われたり、また豪華さも足りないと判断されたりするようです。
まぁ実際、自分の場合は特に淡色・低彩度のイラストに惹かれるので、ほっとくとどんどんフォトショップの「イメージ」→「色調補正」→「自然な彩度」のスライダーを左に左に動かしてしまいがちではあるのですが。
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